2012.1.21「瀧口修造とマルセル・デュシャン」展@千葉市美術館

デュシャンかあ…観たいなあ、と思って行ってきました。
去年友達が誘ってくれた「フレンチ・ウィンドウ」展でもデュシャンを観ていたので、そんなに時間をかけずに観られると思っていましたが、充実した展示と学芸員の方の講座が興味深く、結局お昼から夕方遅くまでいました。
ポスターです。
自分の作品が高値で取引されるのをあまり好まなかったというデュシャンと、国家権力に懐疑的で生涯在野精神を貫き教職などの話も断り続けたという瀧口。
二人の間でやり取りされた書簡や、瀧口がデュシャンにインスパイアされて作成した作品などが展示されています。
二人が如何に純粋に芸術について考え、そしてそれを楽しんでいたかを考えると、それらの展示は本当に商業的な価値観では計れない価値を持つ作品なんだな…という気がします。
ここは初めて行きましたが、美術館の建物自体がとても素敵でした。
これはさや堂ホール。
最初はどちらかというとデュシャン目当てで行ったものの、すっかり瀧口修造に興味を持ってしまいました。
ゆかりの地の富山県にも、ぶらり旅してみたいです。